宝くじなどが当たり突然大金が舞い込んだら、人は働かなくなるのか

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仕事の帰り道、薄暗い街灯を歩いていると、ふと思う。

なんで働いてるんだろう。

生活費を稼ぐためなのか。自己実現のためのか。

自己実現・・・??

いやいやそんなかっこいい理想なんてもっていないし、とりあえず、日々生活していくためにお金が必要だから、会社を辞めるわけにいかない。働かなければ。

あ〜宝くじでも当たれば、会社を辞めて自由に暮らすのにな。

と、こんなことを思った人も少なくないだろう。

大金が舞い込めば、人は働かなくなるのか

宝くじなどが当たれば、会社を辞めても金銭的に困らない(奇跡的に当選したとしても、突然大金を前にして破滅してしまう可能性も否めないが)。

でもふと考える。宝くじが当たっても本当に人は働かなくなるのか。

ちょっと想像してみてほしい。

毎日働かず、ビーチでビールやワインを飲みながらゆったり過ごし、夜はパーティ三昧。

最高の人生。

でもしばらく楽しいのかもしれないが、

こんな生活を毎日続けたいと本当に思うだろうか。

こんな生活を続けていたら飽きるだろう。毎日が刺激ばかりでは疲れ果てしまう。人間は環境に適応する生き物なので、最初は刺激だったものが、いつしか刺激がなくなることは想像に難くないだろう。

光と影

充実感や満足感を得るために苦労や苦悩が伴ってこそ、その分喜びが拡大するものである。まさに光と影の関係である。

大変なことが多い人生ではあるが、束の間の楽しさは、その価値を何倍にも膨れさせてくれる。

「働く」ということは「社会と繋がる」ことを意味する

なぜ働くのかを考えたときに、ちょっと前に読んだ、ある書籍を思い出した。

それは、姜尚中氏の著書「悩む力」である。

タイトル通り、人が抱える悩みに真正面からぶつかっていく内容でまとめられている。
この書籍の第6章に、なんのために「働く」のか という章がある。

その一部を抜粋した。

かなりの資産家の息子さんがいて、突然父親が亡くなったため、一生食べていくのに困らない遺産が入りました。おかげで、その方は四十歳近くまで、仕事ではない学問の研究をして暮らしてきました。うらやましい限りの境遇です。ところが、その方はずっとコンプレックスの塊だったというのです。
それは、「自分は一人前ではない」という意識です。資産のあるなしにかかわらず、「働いていない」ということが、想像以上にその人の心に重圧をかけたのです。P.113

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なるほど。

悩む力 (集英社新書 444C)
姜 尚中 集英社 2008-05-16
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by ヨメレバ

これを読んで、同時に学生のとき研究していときのことを思い出した。

ぼくは、社会学を専攻していて、特に社会的弱者に関する研究を主としていた。

特にホームレスに関してだが、元ホームレスの方にインタビューしたことがある。

ホームレスから抜けてになって嬉しかったことは何かと質問した際に、返ってきた言葉が印象的だった。

それは、ホームレス生活から抜け出して、公園の掃除の仕事をもらったとき、通りいく人に「いつもありがとう」と声を掛けてもらったことが何よりも嬉しかったという。

「悩む力」を読んで、研究していたときのことが繋がった。

人が働くことの意味はここにあるのだと。

社会的な繋がり、誰かの役に立っているという感覚。これが働くうえでとても重要。

だから、明日も頑張ろうと思える。

サラリーマン男 拝

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